アジアで影響力のあるビジネスウーマン 2021(Forbes)

襟川恵子は、夫の陽一と共に光栄(現コーエーテクモゲームス)を創業。それから40年の間で、同社を日本最大級のゲーム開発企業に育て上げた。 今年6月には、ソフトバンクグループで唯一の女性社外取締役に就任。 日本、香港、米国にコーエーテクモが保有する11億ドル(約1250億円)の資産を管理している。     端羽英子は、2001年に東京大学経済学部を卒業後、ゴールドマン・サックスに入社し、投資銀行業務を担当。しかしわずか1年後、23歳で子育てのために退職した。ストレスが多く、長時間労働の投資銀行業務と子育ての両立は無理だと感じたからだった。 2012年にビザスクを設立。同社は世界一の「ナレッジプラットフォーム」を目指し、企業と独立アドバイザーのマッチングサービスを提供している。利用者は、1時間の相談から大規模プロジェクトのコンサルティングまで、幅広い依頼できる。   小谷高代は今年6月、母・眞由美の後を継ぎ、ロボットメーカーであるユーシン精機の代表取締役社長に就任した。母は創業者の夫・進の逝去により、2002年に経営を引き継いでいた(現在は同社の名誉会長を務めている)。 小谷の経歴はロボットメーカーの社長にふさわしく、京都大学で工学の博士号、マサチューセッツ工科大学でMBAを取得。日立製作所と米コンサルタント会社を経て、2008年にユーシン精機へ入社し、社長に就任するまで研究開発部門を率いた。